『お客様の願いをカタチにする。93年間で積み上げてきたノウハウを最大限に活かす努力』そんな言葉を胸に市原工業は輸送・物流支援をおこなっております。市原工業がサポートすることは『会社の将来を考えたご提案』です。豊富な実績で培った経験則をもとに、物流効率の最大化をご提案していきます。
代表の市原です。今回で3回目となる「私の生い立ち」の続きを書きます。
時は昭和63年4月、私は、はれて株式会社東海銀行に入行いたしました。緊張と不安、社会人になってどんな生活になるんだろう…。希望というより、不安の方が強かったように思います。配属は、名古屋の東区にある東支店という比較的大型店舗でした。記憶は定かでないですが、50人近くの行員がいたと思います。新入行員は4人。名古屋大学・神戸大学・中央大学出身の公認会計士の資格を持っている3名とともに入行しました。二流私立出身の私としては劣等感いっぱいでのスタートです。しかし、スタートラインは一緒!そう言い聞かせながら、必死で頑張ったつもりです。歌って踊れる銀行マンを目指し、同期には頭脳では勝てないと思っていたので、愛嬌で勝負と勝手に自分で決めながら、先輩からのお誘いは絶対断らないと決め日々過ごしていきました。窓口の研修では、現金が合わず、たくさんの先輩たちに迷惑もかけました。失敗も沢山しました。でもこの時覚えた事も数多くあります。その一つは、二度確認の大切さ!さっと書類を提出するのではなく、提出前にもう一回確認する。そんな事を体で覚えた気がします。預金関係、融資補助、外為係そして最後は渉外担当を経験しました。難しい事は分かりませんでしたが、担保の評価や外為の仕組み、営業の基礎など今の商売でも役立つことを覚えることもできました。
少し話は横道にそれますが、私がサラリーマン時代に学んだことを、思い出すためにも書き記したいと思います。先輩から言われて学んだ事も多いのですが…。
- 3年はその職場を続けないと、その仕事の面白味は分からない。
- 月曜日は、休むな!(休日は体を休めるためにある)
- 上司にご馳走になった翌日は、上司より早く出勤し、いつも以上に頑張れ
- 内部事務をしてくれる女性には上司以上に気を配れ!
- やってから物を言え!(文句は結果を出してから)
- 自分をさらけ出せ!(隠していてもボロが出る、本来の自分の姿で勝負)
- 営業は、第一印象が9割!
他にもたくさんの経験をすることが出来ましたが、やはり大企業で頑張っても一つの歯車でしかないのかなあと思うようになってきたもの事実です。
入行店で3年の月日が経ち、初めての転勤辞令!銀行員は二か店目が勝負と先輩から言われていたので、ドキドキしながら支店長の席へ向かいました。
次回は、二か店目でのお話といよいよ私が家業を継ぐに至ったお話を書きたいと思います。