新年あけましておめでとうございます。

今年は、東京でオリンピック・パラリンピックが行われます。

多治見市も市制80周年を迎えます。

本年当社も、設立70周年を迎える節目の年でもあります。これも多くのお客様にご愛顧いただいたお蔭と改めて感謝申しあげます。ありがとうございます。

市原木毛工業として設立した当社も、緩衝材の変化により、取扱品目を変更せざるを得ない窮地に追い込まれたのは、昭和35年頃と先代より聞いております。物を梱包・包装する資材は日々変わってきています。弊社の製造するパレットや木箱もお客様が梱包する製品により規格を変更してまいりました。特に海外に輸出するための消毒処理は、木材を使った輸出には、大きな出来事でしたが、対応もでき現在に至っています。

先代をはじめ、多くの社員の努力のお蔭で今があると改めて、敬意を表したいと思います。

私で三代目となる当社も、この数年で大きな環境の変化に直面しております。ネットでの調達、ホームセンターでの品揃えなど、従来のやり方で販路を拡大することは、非常に難しい状況になってきています。業種は違いますが、多治見市内の書店が殆んどなくなってしまいました。そういう私も書籍はAmazonで購入しています。それが現実です。うちの会社はまだ買っていただけるという考えは、やはり甘いです。それでは、どうするのか？

私の知り合いの書店は、喫茶店を併設し、買わなくても読めるスペースを設けました。

当然本を売る量は減りますが、新たなサービスを提供しているわけです。

ネット販売に価格で太刀打ちはできません。スピード、サービス、付加価値何かを用意しなければ、物は売れないと考えなければなりません。

年初からテレビでは、AIが仕事を奪うなど、IT技術も飛躍的に進歩しています。過去の30年と今からの30年、時代は大きく転換していくと覚悟しなければなりません。私自身も価値観を転換し、変化をしていかなければならないと考えています。

いろんな意味で厳しい一年となると思いますが、前を向いて変えるべきところは変え、残すところは残すの気持ちを持って、この一年取り組んでいきたいと考えています。

私一人の知恵なんて知れたもんです。でも社員の考えを結集すれば、きっと新たな切り口がみえてくると信じています。

今年も、社員一同精一杯頑張ってまいりますので、引き続きご愛顧頂きますよう心よりお願い申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます。