こんにちは。
市原工業㈱ 営業の岩田です。
今回は弊社がパレットも木箱も基本的にオーダーメイドでお作りしている点について書こうと思います。
営業をしておりますとたまにお客様から「パレットの在庫持ってるでしょ?いくら?」と聞かれることがあります。
メイン商材なのだから作り置きがあるだろう?というお話です。
しかし市原工業㈱では決まったサイズ・仕様のパレットや木箱の在庫はしておりません。
それは木製パレットや木箱がほとんどの場合オーダーメイドでないと上手くご要望にお応え出来ないとわかっているからなんです。
片道のパレットだからコスト削減が最重要。
現場で長期運用するから頑丈さと現場設備に合った仕様にしたい。
段積みを考慮して荷崩れしにくい仕様にしたい。
長尺の製品の運搬に使いたい。
このようにお客様のニーズは多種多様で一定の規格内に収まることはまずありません。
木材をカットして組み立てる事のアドバンテージはそういったご要望にお応えできることなので、規格品を作り置きすることで得られるメリットというのは逆に少ないんですね。
しかし、そうは言っても基本的な形状やサイズの雛形はあります。
二方差し、四方差し、両面、片面などオーダーメイドするうえでの基本となる形状は存在します。
弊社ではそれらを元にお客様のご希望のサイズ・価格・耐久性を実現できるようにご提案をしています。
これが市原工業㈱で木製パレットや木箱をオーダーメイドでお作りしている理由です。
お急ぎのお客様やひとつの規格を大量に購入されたいお客様のご要望にお応えしきれないという弱点はありますが、市原工業㈱ではこのオーダーメイドでパレットや木箱をご提供するという事に大きな意味があると考えています。
環境負荷軽減やコスト見直しが大きなトピックになっている今において、この無駄を出来るだけ無くしたオーダーメイドという方法は理にかなっているのではないかと思います。