皆さま毎日お勤めご苦労様です。
営業部長の岩田です。
今回は毎日業務に追われている皆様に向けて「お仕事する人の姿勢が素晴らしい映画」をご紹介しようと思います。
別に記事内容を考えるのが億劫になったワケではありません。
しかし、シリーズ化したら億劫になったのかもしれないと思ってください。
さて今回ご紹介するのは『モンタナの目撃者』です。
ビッグバジェットではないのでご存じの方も少ないかもしれませんが、ハラハラドキドキの逃亡劇と心に傷を負った主人公二人の心の交流がしっかりと描かれた良作となっております。
アクションとドラマの配分が絶妙で誰にでも楽しんでいただけると思います。
また登場人物のほとんどが自分の業務に真剣に向き合っているというアメリカの田舎が舞台にしては珍しい(失礼)作品となってもいます。
お話は、父親を殺された男の子が殺し屋たちから追われているのを森林消防隊員の女性が助ける。といったもの。
追う者、追われる者、途中で巻き込まれる者それぞれが自分の立場と責務に全力で向き合わなければいけなくなるハードなシチュエーション。
約100分のコンパクトな作品ですがテンポ良く進みながらも、観賞後の余韻もしっかりと残してくれます。
また、主人公二人以外の登場人物もそれぞれの背景がしっかり感じられ、製作陣の手際の良さが窺えます。
やはり説明的なセリフではなく登場人物の所作や発言でその人となりが感じられる演出は良いですね。
そんな細かな部分も妥協せずに作りこんであるところに製作側の熱い意気込みが感じられます。
そんなワケで大変にオススメな映画である『モンタナの目撃者』ですが、お仕事映画館的に注目なのが主人公達を追い詰める殺し屋の二人です。
この二人、映画でよく登場するような殺し屋とは違い場面場面で必要な役をしっかりとこなします。
それに仕事のボリュームや難易度に対して人員や予算の見立てもしっかりしている。
とってつけたような殺し屋ではなくちゃんと依頼された仕事をこなす社会人としてのリテラシーの高さが魅力です(犯罪者だけど)。
「この仕事にはもう1チーム必要だ」などの仕上げまでを考慮した発言はプロ意識が高く、社会人20年以上の私でも見習うべきところが沢山あるんじゃないか?と思いました。
その他にも、ちゃんと体を仕上げてきて救助活動をする人感をバシバシ感じさせるアンジェリーナ・ジョリーや、人に護身術を教えている妊婦さんのDIY反撃シークエンスなどプロ意識にまみれた作品である『モンタナの目撃者』。
明日からの3連休で時間を持て余したら観賞してみてはどーでしょうか?
それではまた記事内容に困ったらお仕事映画館したいと思います。