お仕事映画館『マネー・ショート 華麗なる大逆転』|木製パレットや包装・梱包資材等から、輸送・物流の支援を!岐阜の市原工業株式会社。

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お仕事映画館『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

お仕事映画館『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

2024/9/6

皆さんこんにちは。

市原工業㈱ 営業部長の岩田です。

ネタが尽きたらフェードアウトしようかと企んでいたこのシリーズですが、キーボードを前にすると意外に重い出される作品が多くてもうちょっと続けることが出来そうです。

需要が無い事はわかっていますが、マメな更新がHP運営には大事でございますので、冷たい視線を受けたとしても気にせず継続をしていきたいと思います。

さて、そんなワケで今回ご紹介するのは『マネー・ショート 華麗なる大逆転』です!

 

業界では「間違いない男」としての評価をされているアダム・マッケイが監督したサブプライム危機を扱った作品です。

「え?アダム・マッケイは俺たちシリーズでしょ!?」

と思われるかもしれませんが、最近は『ドント・ルック・アップ』や『バイス』などコメディに振り切っただけではない作品も多く手掛けています(コメディ感あるけど)。

そんなコメディ畑の監督がこの作品ではグッと人間ドラマに寄ったつくりで魅了してくれます。

前回に引き続きサブプライム危機を取り扱った作品です。

お仕事映画としてどんな学びがあるのでしょうか!?

【あらすじ】

住宅価格の高騰が止まらない2004年以降のアメリカ。高利回りの住宅ローン債権は投資家の人気を集めていた。

アメリカ中が好景気に沸くなかで数人のトレーダーはこの好景気がバブルである事を見抜き、この先やってくるであろうバブル崩壊の波に乗って大儲けしようと考える。

それぞれが自分の信じた未来に大金をベットする!

さて彼らの未来や如何に!

って感じです。

 

【知っているという事がアドバンテージ】

この映画には多くの専門用語が出てきます。

有難いことにイチイチ説明してくれるパートが差し込まれるので置いていかれることはないかも(逆に混乱するかも…)ですが、やはり早口のキャラが多い映画なので付いていくのが大変ではあります。

金融業界ってなんでこんなにたくさんの略称や独特な多義語があるんよ~!って改めて思います。

でも、ちょっとでも知っているとその知識が逆に深まるのでお得な映画とも言えます。

”映画を観た後の感想で「つまらなかった」という殆どの場合が「理解できなかった」ということである”と言われますが、この映画を本当に楽しめる人って限られているのでしょう。

何を隠そう私もちょっとカジった程度の知識で観ていたものですから「それ聞いたことアルゾ!」って盛り上がりはしたものの、それは楽屋落ちレベルの盛り上がりでしかありません。

主人公たちが早口でまくし立てるシーンは「ちょっと待って!タイム!タイム!」と思いましたし、専門用語で分からない部分は観賞後ググったものでした。

偉そうに金融業界の映画を紹介していますがイケてるポジションを保有しているわけでも、デカい信用取引で荒稼ぎをしているワケでもありません。

それだけにこういった作品を観て毎回感じることがあります。

それは、一定以上の知識があるという事は世の中の映画ひとつとってみてもより深く味わえるという事で、より深く味わえるという事は得られるモノも多いという事で、つまるところ多くを知っている人はより多くを一つの事柄から学び取れるという事。という事は、どんどん人間的に有利になっていくという事なんじゃないか?

ってことです。

文章がダグラス・アダムスみたいになっちゃいましたが伝われば嬉しいです。

劇中にブラッド・ピットが演じる伝説のトレーダーが出てきますが、まさにそういった現象を具現化させたようなキャラクターでした。

 

【どんな世界もより理解を深めた奴の勝ち】

この映画がどんな終わりを迎えるのかは映画を観なくても多くの人が知っていることでしょう。

もう昔話になり始めていますが、当時は日本も大変な目に遭いましたね。

多くの人が職を失って暗いニュースが連日流れました。

ピンチがチャンスと言うけれど、あれほど悲惨な状況下で上手く生き残れる人ってのも限られます。

私は当時今とは違う業界にいましたが、そこが運良く不景気の波に吞まれずに済んだ業界でした。

直撃された業界だったらと思うと今でも複雑な気分に襲われます。

 

今になってこの映画のような話を多く耳にしますが、そのどれもが自分が身を置く世界の事を深く理解している人たちのドラマであるという事は大きな意味を持っていると思います。

浅い知識で大きな時代の変化に上手く適応した例はまず無いのです(一部の幸運な例を除いては)。

 

観賞後に「やっぱり仕事に関してはより理解を深めないといけないなぁ」と思えるのは、専門用語の多いこの映画ならではのものだと思います。

仕事の後も仕事の事を考えろ!とは言いませんが(時代じゃないですね)。

自分の人生の危機がいつか訪れた時に、それを乗り越えられる実力を付けようと努力しておくことは大切だと思います。

そういった知識や技術は一朝一夕で身に着くものではありません。

ちょっとずつでイイから何かをコツコツ積み上げていくことを考える。

この映画に登場する人たちからそれを学び取れるとイイなと思います。

 

【それでも良心は無くしたくない】

日々の研鑽は大事!

ピンチに生き抜く!

というニュアンスの話をしましたが、やはり人としての良心は無くしたくないものです。

自分が儲けた裏で悲惨な目に遭う人がいるとわかっていれば、それには手を出さないでいるべきです。

カネは大切だが、それで自分を見失えば大切なモノを失う。

数億回コスられたセリフではありますが、この映画を観ると「大事なことだなぁ~」っと感じます。

 

劇中でブラッド・ピット演じる伝説のトレーダーがバブル崩壊で大儲けした若者二人を𠮟りつけるシーンがありますが、自分たちの行いの本当の意味を理解していないと言えないセリフです。

またスティーブ・カレル演じるファンドマネージャーが常に怒っているのも、その業界の人間ではあるけれども小さな力では業界の悪しき体質そのものを変える事は出来ないという自分の無力さに向けられているとも感じらるのです。

ともに予測した未来に対してカネ儲け以外の手段を見つけられなかった人間の哀しさがあります。

身の程を知っているからドン・キホーテにはなりませんでしたが、その虚しさは巨万の富を得た登場人物全てから感じられるのでした。

確かに博打には買った。

しかし何を得たのか…?

この事を考えるのは、本当に大切な事だと思います。

 

【まとめ】

理解するほど複雑な気持ちになる『マネー・ショート 華麗なる大逆転』ですが、テンポも良くキャストも豪華なので個人的には大推薦の一本です。

いろいろ書いたんで観賞のハードルが上がってしまったと思いますが、まずは肩の力を抜いて観てもらえればと思います。

そんな中で過ぎ去った災難から、また似たような危機がやって来た時にどう行動することが出来るのだろうとシミュレーションしてみるのが大事だなと。

毎日の生活の中で学ぶ事を取り入れる。将来の自分を今の自分と違うモノにするために。

この映画がそう行動するきっかけになれば良いなと思います。

 

とは言ってもどんなサブスクで見られるかは、ご自分で探してください。

アマプラとか結構品揃えが変わるもんで…。

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