こんにちは。
市原工業㈱ 営業の岩田です。
先週末に熱中して読んでいると記事に書いたエリヤフ・ゴールドラット著『The Goal』ですが、やはり勢い衰えずサクサク読み終えてしまいました。
途中何度も「今までの常識はナンダッタんだ!?」と衝撃を受けながら読み進んでいったわけですが、これが数十年前にあのトヨタ自動車の幹部たちがこぞって読んでいたという話を聞いて「当たり前にやっていたことや良しとされていることをひっくり返していく姿勢ってのはこういうところから醸成されていったんだなぁ~」と感心した次第です(その話はあくまで噂ですけど)。
普通に社会人をやっていると自分の会社で行われていることが当然になってしまって疑わなくなる。
組織内で良しとされていることを良しと考え、そこから外れないことを目的にしてしまったり。
そこで日々の行いに何の疑問も持たずに毎日を過ごしてしまう。
その積み重ねが何か問題を起こしてしまっても解決の糸口が見つけられずにズルズルと悪化してしまう。
どんな賢い人でも習慣や自分の中の常識から抜け出すのは至難の業なんだと改めて思いました。
読んだら人生がパッと変わるなんて魔法の本はこの世にありません。読んで得たことを一つずつ実践していくことが大切なんでしょう。
この本の著者のあとがきにも実際にこの本で書かれていることを現実の生産現場に導入することの難しさについて触れています。
どれだけ頭では良いとわかっていても導入までの遠い道程を考えると、どこかで諦めてしまうなんてことは多いようです。
良い情報、役立つ方法は世の中に多く存在して、今はそれらを得る事も容易です。
しかし、最後はやはり人間がやること。
習慣、慣例、惰性というのはなかなか拭えないものなのかも知れません。
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コストや在庫に対する考え方や生産現場での問題点の見つけ方や改善への取り組み方法、そしてそもそも会社の目的とは?というとても大事な部分を教えてもらえる名著だと思います。
個人的に大推薦の一冊です。